あごにきびの治療 | 3つの治療方法


あごにきびは放っておいてはダメです。

あごにきびはついつい放って置きがちですが、あごにきびは放っておくと シミになって色素沈着してしまったり、凹凸ができて皮膚の表面が ボコボコになります。

痛かったり、痒かったりして、ついつい触って悪化させてしまいますが、 いじらずに、早めの対策であごにきびを撃退しましょう。

1.余分な皮脂、角質を除去する

あごにきびの原因になりうる余分な皮脂、角質を除去するものです。

洗顔やスキンケア、また皮膚科ではケミカルピーリングという 角質を取ってくれる方法もあります。

2.にきび菌を駆除する為の薬を使用する

毛穴の中に詰まってしまった皮脂を栄養分に繁殖してしまった アクネ菌などのにきび菌を薬で駆除するものです。

抗菌作用のある塗り薬を患部に塗って、にきび菌を撃退します。

3.身体の中から根本的に直す

自分の体質を改善させて、皮脂の過剰分泌をしないような 食生活を心がけたりサプリメントで足りない栄養分を補ったりして あごにきびを抑制します。

あごにきびの治療 | 皮膚科

スキンケアは自分でもできますが、それでも直らないあごにきび、 もしくは早めにあごにきびを治したい方には皮膚科で診てもらいます。

皮膚科でのあごにきびの治療

処方箋がないと入手できない抗生物質が入った外用薬の処方、 抗生物質の内服薬の処方、状態が悪い場合には手術治療をすることもあります。

あごにきびの状態により、対処も異なります。

1 あごにきびになる前の治療

あごにきびになる前の面皰の状態のものに対しては機械を使い、穴を作って 中身を押し出します。

この治療ではあごにきびの芯を取ることによって、 にきびに空気が入る事により、空気を嫌うアクネ菌の活動を抑え、炎症、 化膿を治める事ができます。

2 膿をもったあごにきびの治療

抗生剤や消炎剤入った塗り薬や内服薬で赤みが治まるまで治療をしてから、 肌のターンオーバーを正常にするためのケミカルピーリング、イオン導入など によるビタミンC吸収、抗酸化作用、美白作用のあるプラセンタ注射、 コラーゲンの増殖を図るためのトレチノイン治療などがあります。

皮膚科の医師と十分な相談の上、自分のあごにきびに合った方法を選びましょう。

また、治療内容や病院によって保険の適用外のものもあるので、 事前に料金についても話し合っておくと良いです。

あごにきびの治療 | ピーリング

あごにきびの治療としてポピュラーなものの一つに ピーリング治療というものがあります。
ピーリングとは酸性の液体をを患部に塗布することにより 毛穴が詰まる原因にもある古い角質を取り除き新陳代謝を 活発にさせるものです。
酸性の液体としては、日本人の肌に合っているフルーツ酸のものが 使われることが多いです。

【皮膚科でのケミカルピーリング】

洗顔後、スチームタオルで毛穴を広げた後、酸性の液体を含ませた 美容パックのようなものをのせて、処置する場所に塗布します。
ビタミンC誘導体のイオン導入を併用して行っているところが 多いです。ピーリングは2〜4週に1回程度が理想的です。
皮膚科の医師と相談しながら、事前に施術方法などを話しあいましょう。

【自宅でのピーリング】

最近フルーツ酸(AHA)が配合された石鹸などのピーリング商品を よく見かけるようになりました。
洗顔をする時に、一緒にピーリング効果のある石鹸で角質を 落としてしまうもの。
シミ・くすみの改善や、化粧のノリが良くなる等の美肌効果に 有効であることも分かってきています。

ピーリングは古い角質を取り除いてしまうのですから、 悪化しているあごにきびには逆効果になってしまいます。
あごにきびだけではなく、肌荒れなど肌の状態が良くない場合に やみくもにやらないように注意をしましょう。